あんちょび

愛してください

お金ほしぃぃぃいいいいいいいいい!!!

先日、家賃5万、最上階角部屋バルコニー付き、陽当たりが甲子園ぐらい良い、7.5畳ワンルーム、カウンターキッチン、ウォシュレット付きトイレ、独立洗面台アリの優良物件へと引越した。優良物件すぎて不動産屋にここを紹介された瞬間、店内に響き渡るほどの雄叫びをあげながら契約書にサインし、アクリル板越しに不動産屋とハイタッチした後、ストリート系ヒップホップ黒人がやりがちな上から手を差しだすあの握手をした。

 

引越ししようと思い立った理由としては「実家を出たかったから」というシンプルな理由である。実家に居ても家族の分も含めて家事等は自分がやっていたし、生活費やらなんやらも納めていたので一人暮らしをしても対して出費は変わらないのではないかということから引越しに踏み切ったわけである。学生時代にバイト代を貯めて一人暮らしをしていた経験もあってか一人暮らしに対して特に不安はなかったのだが、不安が無さすぎたが故に、引越しの前日までめちゃくちゃ酒を飲んだりしていると、絶対出なければいけない様な電話を全て無視していた。あれは絶対に出るべきだったと思うが、今更出る気にもなれないのでずっと放置している。

 

そもそも学生時代の1人暮らし経験が云々…などと宣っているが、学生時代の1人暮らしなど金がなさすぎてロクな生活を送っていなかったので何も役に立たない。学生時代はバイト代で家賃諸々の生活費を払い、残りのバイト代は飲み代やライブ出演費、スタジオ代などに消えてしまうためボロ雑巾の様な服でボロ雑巾の様な冷えた飯を胃にぶち込んだり、5個入り100円で売られていた薄皮クリームパンを1つずつ4等分して20個の小さい薄皮クリームパンを生成して、なんか沢山食べられている様な気がする…!と脳を麻痺させて空腹を凌いだり凌げなかったりしていた。こんなものを"生活"とは言わない。凌げない時はサークルの先輩に「昨日突然家が燃えて完全に全てを失いました。昨日から黒こげの薄皮クリームパンしか食べてないです。」と言って牛丼を奢ってもらったり、また凌げない時が来たら、「この前突然燃えてたと思ったら西日が眩しいだけで別に何も失ってはなかったんですけど、ちょうどさっき2限が終わって帰ったら完全に燃えてました。」と言って学食でチキン南蛮とアメフト部の主将ぐらい大盛りのライスを奢ってもらったりしていた。こんなものを"生活"とは言わない。

 

そんなことを話している場合ではなかった。家電等はだいぶ前に購入していたのだが、引越しする日を1日勘違いしていたこともあり、引越しした次の日に全ての家電が届く段取りになっていたため、初日はWi-Fiと布団しかないインターネットが使えるだけの刑務所みたいな部屋になってしまった。余談だが、家電購入する際最初の見積もりで10万円とあまりにも高すぎる金額を提示されたのだが、絶対に払いたくなかったので電気屋の洗濯機が陳列されている横で2時間ほど地面に伏して動かなくなっていたら4万5千円に負けてくれた。交渉力…資本主義においては必要なスキルである。これから一人暮らしをしようと思っている人は参考にしてみてほしい。しっかり目に焼きつけろ…俺の背中を…

 

てか普通に足りないものとか後から色々出てきて気づいたら今月のクレジットの引き落としが16万だった。なんでや…こんなに払うなら絶対ハワイとか行った方がええやろ…ワイキキビーチで黒ギャルの尻とか見せてくれや…なあ…

 

マジで出費を抑えなければならないので、自炊を積極的に行なっている。どうせ自炊をするなら料理日記なるものをつけてみようと思い #あんちょび料理日記 なるものを始めてみたわけだが、3日連続餃子を作って4日目はマクドの写真を載せて以来更新がないという本当にどうしようもない料理日記になってしまった。皮肉にもマクドの写真が1番いいね数が多かった。みんな意地悪や。フォロワー各位に忠告しておくが、この日記は俺の料理の成長を見てほしいと思っている。多少の不出来は許してくれてもええやろが。産まれた瞬間に飛べる鳥がいますか?まだ毛も生え揃ってへんパイパンの状態で飛べるわけないやろ。俺はパイパンなんや。ええか。パイパンの状態から、あの中学2年生の夏ぐらい毛が生え揃ってくる時期まで暖かい目で見てくれや。よろしくやで。

 

三角チョコパイ食べます。

 

 

日記とか書いてみる

人生の総重量なるものは人間の記憶に起因するという前提に立つのであれば、毎日なにかしらあるはずなのに、日々の事象の殆どは記憶から欠落していってしまうため、いざ死ぬ間際になると2ヶ月分ぐらいの出来事しか思い出せないということになってしまいかねない。そこで日記というものは人生の総重量を増やすために必要なツールであると考えたため、日記をつけてみようと思う。この日記を読み返すことで日々の出来事を忘れないようにするのである。

さあ!書くぜ💪Let's go👊🔥

 

10/22

 

いつものように5:30に起床し会社へと向かう。6:30には家を出るので朝日が昇って間ないことから10月と言えど真冬の様な気温の中、原付を風の様に走らせることとなる。俺は暑さにも寒さにも弱い昆虫の様な性質なので周りが薄いジャケット一枚羽織って秋を感じている中、NASAの宇宙飛行士かと言わんばかりの重厚なアウターに全身を包みこみ、マフラーと手袋を装着して原付に股がるその姿は完全に月へと向かうアポロ11号と言わんばかりである。

俺の愛車ことアポロ11号は個人経営のバイク屋で購入したのだが、購入する際、店に置いていた原付は2台しかなく、店員のおっちゃんに「色は"ワインレッド"か"ポセイドンブラックメタル"があるけどどっちにする?」と聞かれ、名前のインパクトからポセイドンブラックメタルを購入したのだが、完全にただの黒である。普通に黒と言えば良いのに謎のこだわりを出してきたこのおっちゃんを信用して良いのか迷ったが、ポセイドンブラックメタルのメンテナンスは無料でやってくれるとのことだったので購入することに決めた。かくして、アポロ11号a.k.aポセイドンブラックメタルa.k.a黒色の原付という肩書きが多すぎて肩が取れそうな程重厚な肩書きを持つ愛車を毎日走らせることとなったわけだが…

 

この日はAM2:00(10/23)から会社の人と釣り掘りに行くという予定があったので、仕事中は出来るだけ何もしないでおこうと心に決めていたのだが、パワハラ上司にありえないぐらい仕事を振られたことでその野望は一瞬にして打ち砕かれ、定時後に携帯の万歩計を見たら1万5千歩の数字がまがまがと表示されていた。良い加減にしてくれ。俺はこの部署に配属されてから8キロ痩せとるんやぞ。8キロてお前、女の子やったら周りから称賛されたり、ヤリチンからのDMもボチボチ増えてくるぐらいには良い感じのスタイルになるような数字やないか。カスが。

 

完全に俺が悪いのだが、定時後に後輩を飲みに連れて行く約束をしていたので疲労困憊の中、居酒屋へ向かい、ほどほどに解散し家路へ急ぐ。2時間の仮眠を経て釣りへと向かったのだが、会場には会社のトップ達が勢揃いしていたことで完全に休む間も無く荷物を運んだりしていた。さすがの疲労で本部長の背中を蹴り上げて海へ落として何もかも台無しにしてやろうかと思ったが、深呼吸して冷静に考えると絶対にやらない方が良いと判断したので事なきを得た。なんで釣りに来てまで接待せなあかんねん。釣りは平等やろが。カスが。何を釣ることがあるねん。お前達をエサにして大物釣ったろか。

 

帰りの車も寝るわけにはいかず、無理矢理口角を上げてニコニコしていたら「元気やな〜若いってええな〜」などと言われたが、そんなわけないやろ。車降りた後、スマホの画面に反射した俺の顔を見たら懲役200年ぐらいの顔になっていた。絶対に許さない。俺は…復讐者だ…(サスケ)

 

10/23

寝てました。

 

10/24

寝てました。

 

 

 

 

さっっっっっっむ!!!!!!

入道雲は涼しげな秋の風に背中を押され、一足先に一年後の夏へと姿を眩まし、街を歩く人々は半袖のシャツから長袖のシャツへと衣替えた。早々と沈む夕陽が季節の分水嶺となり、やっと秋が来たかと胸を高鳴らせたのも束の間、自販機の"あたたかい"という表示や朝起きてもスムーズに布団から出られなくなってきたことから冬の訪れを感じる今日日。あまりにも時間が経つスピードが早い。秋が短すぎる。もう寒い。朝とかもう本当に死んだ方がマシなんじゃないかってぐらい寒い。社会人でなければ全ての予定を土壇場で鬼の様にキャンセルしているところだが、(まあ、鬼がどれぐらいキャンセルしていたかは神のみぞ知るところでござるのでwwフォカヌポゥwwww)一限にも行かず、おっぱいが大きいだけのキャラクターが大量に出演するだけの深夜アニメを一気見していた大学2回生の頃とは打って変わり、"サラリーマン"という重責かつ寂寥なカタカナ6文字を双肩に携えてしまったが故、毎朝寝床を飛び出すやいなや発狂しながら洗面所へ向かい、発狂しながら顔を洗い、発狂しながら弁当を作り、発狂しながら原付を爆速で風の様に走らせ会社へと向かっている。

 

もうすでに大阪でこの寒さなのだから、北海道あたりの人々は飲み会の帰りとかに凍死しているに違いない。今頃北海道では、先輩に奢られた後輩が店を出たタイミングで「先輩!ご馳走様でっす!また飯いきましょ!」とお辞儀をしたまま凍って動かなくなったりしていることなど想像に容易い。

 

よく「暑いのと寒いの、どっちが好き?」って聞いてくる奴がいるが、普通に俺はどっちも嫌いなので例に習い「どっちも嫌い」と言うと、「極論すぎぃ〜(笑)強いて言うなら?てかもっと飲めよ(笑)飲んでなくない?WOWWOW♪」と深掘りされたことが再三再四ある。なんだお前は。帰れ。来た時よりもちょっと遠回りして帰れ。帰りの電車も120分ぐらい遅延しろ。

 

このSDGsだ省エネだ騒がれている時代に言うのもなんだが、俺は暑い日には地球を破壊せしめんばかりの莫大なCO2を出すぐらい冷房が効いた部屋でゴロゴロしていたいし、寒い日には地球を破壊せしめんばかりの莫大なCO2を出すぐらい暖房が効いた部屋でゴロゴロして、雨の日には濡れて、晴れた日には乾いて、寒い日には震えているの当たり前だろう…?【ELLEGARDEN-風の日】

 

やはり秋の様にちょうど心地よい気温でなければ、まともな生活を送ることなど出来はしない。しかし、やっと秋が来たと思ってウキウキしていたのも束の間、もう普通に寒い。冬が早すぎる。というか冬が長すぎるという表現の方が正しい。10月からもうこんなに寒いし、なんなら春と言われている3月も当たり前のように寒いし、4月もちょっと寒いやろが!!いい加減にしろ!!こうも寒いと外に出る気も失せてくるので、休日など家でYouTubeに転がっているバラエティの違法アップロードを見るかAmazonプライムで大量のアニメを見るぐらいしかやることがない。最近は名探偵コナンを1話から延々と見続けているのだが、少年探偵団がめちゃくちゃウザい。推理の邪魔をするな。お前らが余計なことしなければスムーズに解決できたという事件が多すぎる。「なにでしゃばって拉致されとんねん!!!」などとアニメを見て文句を言ったりしていた。特に元太とかいうデブガキ。お前だけは絶対に許さない。

 

俺は昔からこういうサブキャラが主人公の足を引っ張るシーンや主人公自体がだらしないシーンを見ているとイライラしてしまう節がある。子供の頃ドラえもんを見ていると、のび太ドラえもんの秘密道具を借りて使わせてもらっているにも関わらず、調子に乗って無茶な使い方をしたせいで破滅的な展開になる度に「なにやってんねんカス」「ダサメガネ」「服が黄色い」などと文句を言ったりしていた。しかもあいつ劇場版になるとジャングルとか行くクセに、常に黄色いシャツに短パンという舐めた軽装をしている。「ジャングルを舐めるな」「服が黄色い」などと文句を言いながらも毎週欠かさず見ていた"あの日々"を思い出したのは、いつの間にか過ぎ去った夏の終わりを伝える秋の風が僕の頬を撫でたからでしょうか…。

 

 

褒められたい

日夜仕事中に薄暗い工場で指先を怪我したりしながらも果敢に仕事に励む俺をもっと上司は褒めるべきだ。評価して欲しいとかそういう烏滸がましいことではなく、ひと言でも良いから褒めてくれという話である。俺は褒められたら伸びるタイプであるが、一定期間褒められないと全てのやる気を失い、触れるもの全てを傷つけるジャックナイフの様な性格になってまう。最近全然褒められた記憶がない。もっと俺を褒めろよ。絶え間なく。

 

思い返せば幼少期はよく褒められたものである。当時は何事もすぐにコツを掴み、淡々と物事をこなす俺の聡明さ迸る姿を見た両親と祖父母は目を輝かせて「神童だ…」と呟き、お小遣いを湯水の如く俺に与えていた。将来は弁護士か、医者か…と祖父母の期待値がみるみる高まり、丁度期待値が大気圏を越えるぐらい高まっていたところ、高校に進学して軽音楽部に入部したことを皮切りに夜遅くまでライブハウスに入り浸り、ライブハウスの大人に言いくるめられて月に何度もライブをさせられたり、先輩にお腹いっぱいの状態で家系ラーメンを無理矢理食わされ挙句、冬の川へ突き落とされて川辺をゲロまみれにしたりしていたら定期テストの順位が360人中356位というチンカスの様な順位を叩き出し、教師達から向けられる出し忘れた生ゴミを見るような視線を全身に浴びながら留年予備軍の地位へと成り果てたタイミングで、両親と祖父母の期待で大きく膨らんだ胸は水風呂に浸かったちんちんのように縮こまり、大気圏を越えんばかりに高まっていた期待値は、富士急ハイランドのジェットコースターばりに急降下し、土に埋まった。もうかれこれ7年ぐらい埋まっている。埋まりすぎやろ。わしゃセミか。セミの幼虫か。

 

高2の冬。この調子で行くと留年してしまうし、仮に留年してしまったら、歳下達が敬語を使って良いのか悪いのかわからないような微妙な距離感で接してくる感じとかに耐えられなくなり、ものの1週間で自主退学(セミだけにww)の道を選ぶことは目に見えていたので「このままじゃまずい…俺は大学にいくんや…」と哀愁のあるセリフを吐いて一念発起し、勉学に向き合っていたら普通に留年を回避し、三者面談で担任から「お前には無理ww」と嘲笑されていた大学の合格水準を高3の夏に超えたことで、さらに上のレベルの大学も射程圏内に入った。さながらビリギャルの有村架純と同じ状況である。

 

しかし、俺はビリではあるがギャルではないし、なんなら有村架純でもないので、そう簡単に上手くいくはずがない。事件は高3の秋に起きた。当時、息抜き程度にチラッと見ていたアニメの「けいおん」にハマってしまったが故、完全に勉強のやる気が削がれ、勉強時間と「けいおん」を見る時間が反比例し、結果的に第一志望の大学に7回落ちた。俺がギャルでなおかつ有村架純だったらこんなことにはなっていなかっただろう。ビリギャルの様な起死回生の成功への道は轟音をたてて崩壊し、残ったのは受験失敗大学7回落ちキモオタ街道だけであった。家には「不合格」が禍々しく印字されたハガキが7枚届いた。7枚てお前、集めたら神龍(シェンロン)が出てくる数やろが。ふざけるなよ。神龍呼んだろか。まあ、7枚のハガキを並べて「いでよ!!!神龍!!!!」と叫んだところで神龍は出てこないし、仮に出てきたとしても不合格通知から出てきた神龍などロクなものではない。合格にしてくれと頼んでも、どうせ7枚の不合格通知の「不」の印字を修正テープで消して「はいw合格ww」とかおもろないことを言ってくるに違いない。これだからシェンカス(神龍のカス)は…。俺の不合格を取り消してくれる神龍など存在しないのだ。ただそこにあるのは綺麗に並べられた7枚の不合格通知と7回不合格になった愚鈍な受験生の悲哀に満ちた背中だけである。結局、夏頃に合格水準を超えていた大学だけ合格していたため、そこに入学することで事なきを得たわけだが…

 

書くの飽きてきた。もうええわ。
全部、お前らのせいや

退屈

このご時世で休日は外に出ることもなくなり、大変暇を持て余している。先月のお盆は10日程休みがあったのだが、連休を謳歌することもなく時が過ぎていった。本来ならば友人と海にでも繰り出し、黒ビカリしたギャルと黒ビカリしたサーファーに囲まれながら泳いだり、黒ビカリした屋台で黒ビカリした店員の提供する黒ビカリした焼きそばを啜ったり、黒ビカリしたサングラス越しに黒ビカリしたギャルの黒ビカリしたお尻などをチラ見したりなどして連休を謳歌するというのが今年24になる青年のあるべき姿ではあるのだろうが、実際のところ毎日予定を詰め込めるほど友達が沢山いるわけでもなく、そもそも友達はお盆の合間にも仕事をしているわけで、10日のうちの半分は六畳一間の自室にずっと引きこもっていた。

 

これと言って何をしていたわけでもなく、冷房の効いた部屋で寝転がりながら、YouTubeに違法アップロードされたダイヤのA名シーン集などを見て泣いたりしていた。ダイヤのA、最高だ。ダイヤのAは以前友人と銭湯に行った際、休憩所にたまたまダイヤのA一巻が置いてあったことがきっかけで読み始めたのだが、あまりにも最高の漫画すぎて一巻の中盤でもう泣いていた。ダイヤのA、最高だ。ダイヤのAを見ている以外の時間はめちゃくちゃエッチな動画を見たりしていた。めちゃくちゃエッチな動画、最高だ。

 

時が経ち、季節は初秋。まだまだ終わることのない自粛ムードの最中、とうとうやることがなくなりつつあるこのタイミングで何か打ち込むものはないかと模索していたところ、美意識を高めようという結論に至った。

 

なぜこの様な思考になったかと言えば、今年24の若者ではあるものの、このまま何も美意識を高めずに過ごしていけば、数年後には加齢臭を撒き散らす汚いおっさんへと成り果ててしまうのではないかという危機感みたいなものに駆られて、せめて綺麗なおっさん、欲を言えば"イケオジ"になるべく今のうちから美意識を高めておく必要があるのではないかと考えたからである。

 

スキンケアはもちろんのこと、これを機にメイクなどを始めてみようかな。このまま自粛期間が長引けばメイクもありえんぐらい上達して来年の今頃にはMattみたいになってる可能性は否定できない。ただ、むさ苦しい男だらけの工場で働いてる俺がメイクなどをする意味もないし、メイクをしたところで大量の汗によって全ての化粧が流れ落ち、顔面に硫酸をかけられたMattが誕生することは容易に想像できる。生きづらい世の中になったものだ。誰かコロナ禍でも楽しめる良い感じの趣味を教えてほしい。切実に。

 

 

 

こんなはずじゃ…

俺は大学で経営学を学び、アルバイトでPCの教育補助などを行なっていたことから確実に社会に出たら観葉植物で彩られた涼しいオフィスで華麗なブラインドタッチを披露してビジネス用語をこれ見よがしに使い、昼休みは仲の良い同僚と小洒落たランチを食べたりするものだとばかり思っていたのだが、あろうことか今の職場は金属音やブザーの音が鳴り止まない薄暗い工場で職人気質のパワハラチンカス上司に怒鳴られながら、大きめのハンマーをスマブラデデデ大王ぐらい振り回して手首を痛めたりしている。

 

人生はあらゆる選択肢の連続で出来ているが、今の俺は全ての選択肢を間違えたと言わざるを得ない。ここにはブラインドタッチを披露するキーボードもオフィスを彩る観葉植物もない。ビジネス用語を発する機会などなく、浅黒く小汚いおっさん達が下ネタと汚い関西弁を発している。昼飯は同僚と小洒落たランチを嗜むことなどなく、毎朝家から握ってきた核爆弾ぐらいデカイおにぎり2つで済ましている。いい加減にしろよ。食堂で爆発させて全員被爆させたろか。そもそもテレビと机しか置いてない部屋を食堂とは言わんやろ。カスが。唯一、弁当が売っていたので入社当初に試しに買って食べてみたら生ゴミみたいなクオリティだったのでそれ以来買っていない。味が薄すぎる。お湯で2回洗ったんか。左手で作ったんか。材料は火曜の燃えるゴミの日に捨ててあった生ゴミをふんだんに使っとるんか。ふざけるな。金を返せ。

 

就活で安定と将来性を重視した結果、理想の社会人像と真逆の社会人へとなりつつあるこの現実はあまりにも酷である。就職活動を通してこの会社に決めた2年前の自分を助走つけて殴りたい。そもそも就職活動などで会社の全てを知ろうなど無理な話だ。当時は魅力的に見えていたとしてもこのザマである。何事も遠くから見れば良く見えるものなのかもしれない。あの工場排水や汚水にまみれた淀川だって、夕方の阪急京都線の車窓から見れば涙が出そうなぐらい輝いて見えるが、いざ淀川の河川敷まで近づいて見てみると、この世の全ての汚水がここに集まっているとしか思えないぐらい汚いドブ川である。これと同様に、会社も遠いところから見れば魅力的に見えるが、近づいて見ればどうしようもないドブ川に見えるのである。はやくドブ川から抜け出したい。助けてくれ。俺を救ってくれ。こんなはずじゃ…なかった…

 

 

うんこ、そして夏

職場のトイレでデッカいうんこを産み出しながらブログを書いている。毎日毎日仕事して、うんこして、仕事して、うんこして、といったうんこまみれのメビウスの輪から抜け出せずにいる。たまの休日はちょっと"テイスト"を変えて、うんこして、寝て、うんこしたり、冷房のつけすぎによる腹痛で、うんこして、うんこして、冷房を切って、うんこしたりもしている。うんこの話をしている時に"味"の話をするな。

 

この時点でうんこと言った回数を数えてみると正の字が2個できていたのだが、数えている途中で隣の個室からおっさんの「フンゴッ!!…フゥ…」という声が聞こえてきて非常に不快だった。おそらく肛門を気張っているであろうおっさんの姿が容易に想像できる。会社のトイレでそんな本気で気張るな。実家ちゃうねんぞ。カスが。何を気張ることがあるねん。いい加減にしろ。と思いながらトイレの個室を出るとちょうど隣の個室のドアも開き、出てきたのがうちの会社の会長だった。本当にすみません、マジで。カスとかその辺のくだり特にすみません。

 

うちの会長はかなり貫禄があって、重戦車のエンジン音ぐらい低い声をしている。オフィスで仕事をしている時に窓際からウッドベースの音が聞こえると思ってパッと振り向いたら普通に会長が喋っていただけだったことがある。どんだけ声低いねん。妊婦やったら子宮に響きすぎて中の赤ちゃんも地震来たと思って机の下隠れてまうやろ。エコー検査で子宮見たら怯える胎児とIKEAあたりで買った机がはっきりとモニターに映っとるわ。赤ちゃんも不安で机の下でTwitterとか確認して地震の規模とか調べてまうやろ。子宮の中で自撮りしながら「地震で乳揺れたwww」とかおもんないこと呟いてもうてたらどうすんねん。産まれて初めて喋る言葉が「オギャー」じゃなくて「ワイ将、爆誕wwwww」とか2ちゃんのスレタイみたいな感じやったらどうすんねん。責任取れんのか。ハゲが。外でうんこすな。

 

 

ここ最近めっきり夏めいて、死んだ方がマシなんじゃないかというぐらい暑い。元来人間はこんな猛暑に仕事などやってる場合ではないのだ。部署で1番汗っかきのおっちゃんがいるのだが、仕事中にチラッと見ると個人メドレーを泳いだ後かと言うぐらい膨大な汗をかいていた。大丈夫かおっちゃん。可哀想に。ボクサーのセコンドみたいにタオル投げつけて試合(仕事)終わらせたろか。

 

夏は昔から苦手だ。子供の時から夏が来るたびに地球を破壊せしめんばかりの勢いで爆風の冷房をかけて実家の電気代を国家予算ぐらい跳ね上げさせたりしていたら、親に地球を破壊せしめんばかりの勢いで怒られた記憶がある。なんでや。ええやないか。俺は悪くないやろ。熱中症なって入院とかした方がもっと高くつくやろ。冷房を奪われた俺は親が100均で買ってきた風鈴の音色とカスみたいな風力の扇風機で夏休みを過ごすこととなった。アブラゼミの鳴き声に溶ける風鈴の音でお茶を濁し、当時住んでいたマンションの5階のベランダから見える青空と入道雲、下を向けば日傘を指して歩く老婆や虫取り網を持った少年、母の日焼け止めクリームの匂い、2人寄り添って歩いて、永久の愛を形にして、いつまでも君の横で笑っていたくて、アリガトウや、Ah、愛してるじゃまだ、足りないけどせめて言わせて「幸せです」と

 

GReeeeN-「キセキ」