あんちょび

愛してください

うんこ、そして夏

職場のトイレでデッカいうんこを産み出しながらブログを書いている。毎日毎日仕事して、うんこして、仕事して、うんこして、といったうんこまみれのメビウスの輪から抜け出せずにいる。たまの休日はちょっと"テイスト"を変えて、うんこして、寝て、うんこしたり、冷房のつけすぎによる腹痛で、うんこして、うんこして、冷房を切って、うんこしたりもしている。うんこの話をしている時に"味"の話をするな。

 

この時点でうんこと言った回数を数えてみると正の字が2個できていたのだが、数えている途中で隣の個室からおっさんの「フンゴッ!!…フゥ…」という声が聞こえてきて非常に不快だった。おそらく肛門を気張っているであろうおっさんの姿が容易に想像できる。会社のトイレでそんな本気で気張るな。実家ちゃうねんぞ。カスが。何を気張ることがあるねん。いい加減にしろ。と思いながらトイレの個室を出るとちょうど隣の個室のドアも開き、出てきたのがうちの会社の会長だった。本当にすみません、マジで。カスとかその辺のくだり特にすみません。

 

うちの会長はかなり貫禄があって、重戦車のエンジン音ぐらい低い声をしている。オフィスで仕事をしている時に窓際からウッドベースの音が聞こえると思ってパッと振り向いたら普通に会長が喋っていただけだったことがある。どんだけ声低いねん。妊婦やったら子宮に響きすぎて中の赤ちゃんも地震来たと思って机の下隠れてまうやろ。エコー検査で子宮見たら怯える胎児とIKEAあたりで買った机がはっきりとモニターに映っとるわ。赤ちゃんも不安で机の下でTwitterとか確認して地震の規模とか調べてまうやろ。子宮の中で自撮りしながら「地震で乳揺れたwww」とかおもんないこと呟いてもうてたらどうすんねん。産まれて初めて喋る言葉が「オギャー」じゃなくて「ワイ将、爆誕wwwww」とか2ちゃんのスレタイみたいな感じやったらどうすんねん。責任取れんのか。ハゲが。外でうんこすな。

 

 

ここ最近めっきり夏めいて、死んだ方がマシなんじゃないかというぐらい暑い。元来人間はこんな猛暑に仕事などやってる場合ではないのだ。部署で1番汗っかきのおっちゃんがいるのだが、仕事中にチラッと見ると個人メドレーを泳いだ後かと言うぐらい膨大な汗をかいていた。大丈夫かおっちゃん。可哀想に。ボクサーのセコンドみたいにタオル投げつけて試合(仕事)終わらせたろか。

 

夏は昔から苦手だ。子供の時から夏が来るたびに地球を破壊せしめんばかりの勢いで爆風の冷房をかけて実家の電気代を国家予算ぐらい跳ね上げさせたりしていたら、親に地球を破壊せしめんばかりの勢いで怒られた記憶がある。なんでや。ええやないか。俺は悪くないやろ。熱中症なって入院とかした方がもっと高くつくやろ。冷房を奪われた俺は親が100均で買ってきた風鈴の音色とカスみたいな風力の扇風機で夏休みを過ごすこととなった。アブラゼミの鳴き声に溶ける風鈴の音でお茶を濁し、当時住んでいたマンションの5階のベランダから見える青空と入道雲、下を向けば日傘を指して歩く老婆や虫取り網を持った少年、母の日焼け止めクリームの匂い、2人寄り添って歩いて、永久の愛を形にして、いつまでも君の横で笑っていたくて、アリガトウや、Ah、愛してるじゃまだ、足りないけどせめて言わせて「幸せです」と

 

GReeeeN-「キセキ」